サロンで脱毛をする際にニキビやニキビ跡があっても施術を受けることはできるのでしょうか。
この記事ではニキビ、ニキビ跡がある肌へ脱毛ができるのか?その他脱毛できないのはどんな場合か?また、脱毛によるニキビへの効果などについて解説します。
ニキビがある肌には脱毛はできる?
ニキビのある肌への脱毛ですが、結論から言えば脱毛して良いニキビと脱毛できないニキビがあります。
脱毛して良いニキビ
脱毛しても良いニキビは
・初期のニキビ
・黒ニキビ
です。
初期のニキビは皮脂が毛穴に溜まり詰まってしまって白い盛り上がりになっている状態です。
黒ニキビは毛穴が開き、白ニキビの皮脂が酸化して黒ずんでいる状態です。
脱毛できないニキビ
脱毛できないニキビは
・赤ニキビ
・化膿したニキビ
です。
赤ニキビはニキビが悪化して赤く腫れて炎症を起こした状態です。
化膿したニキビは赤ニキビが悪化して炎症がさらに進んで黄色い膿が見えている状態です。
この場合、脱毛の光の刺激でニキビが悪化してしまうおそれがありますので、ニキビの部分を避けて脱毛をするなどの対応が必要になります。
ニキビ跡があっても脱毛はできる?
ニキビ跡はニキビの炎症や化膿が既に収まっていますので、ほとんどの場合はニキビ跡があっても脱毛をすることができます。
ニキビ跡による色素沈着はホクロや日焼け後の皮膚のように濃くありませんので、問題なく光脱毛をすることが可能です。
ただ、色が黒くて濃いニキビ跡の場合は脱毛器が反応してしまうリスクがあるため、その場所を避けて照射を行うか保護シールを貼って対応することもあります。
ニキビ肌への自己処理はNG!
最もお肌に良くないのはニキビがある状態の肌を自分でムダ毛処理をしてしまうことです。
特にカミソリでの自己処理はニキビが悪化してしまいます。
肌の角質を傷つけてしまい、ますますニキビを増やしてしまうことに繋がりますので止めておきましょう。
小さなニキビでも薄いニキビでも自己処理はNGです。
その他の脱毛できない条件とは
脱毛ではニキビ以外にも施術ができないケースがあります。
日焼けした肌
脱毛前は原則的に施術前の日焼けはNGです。
これは光を毛の黒い色に反応させて脱毛を行う為で、日焼けをしていると本来ムダ毛だけに反応するはずが肌にも反応してしまい、刺激を与えてしまいます。
ただし、日焼け肌にも照射が可能なSHR方式の脱毛器もあります。
もし、スポーツや仕事で日焼けする環境にいる方はSHR脱毛を行っているサロンを選ぶと良いでしょう。
肌に炎症や傷がある
肌が炎症している場合や傷がある部分は脱毛ができません。
肌の状態が正常になってから施術をするようにします。
炎症がある部分を避けて脱毛をするか、患部をシールなどで覆って光を照射することは可能です。
サロンによって対応方法が異なりますので、サロンの判断に従うようにしましょう。
剃り残しがある
脱毛では事前に脱毛部位を自己処理することになっています。
伸びた毛があると長い毛に熱エネルギーが集まってしまい危険なため、剃り残しがある場合は施術を断られる可能性があります。
脱毛の前日は丁寧にシェービングを行い、しっかりと施術してもらえるように準備しましょう。
肌が極度に乾燥している
肌が極度に乾燥して荒れたりしているときには脱毛はできません。
肌が乾燥していると刺激により肌に赤みやかゆみが生じやすくなります。
乾燥の度合いについてはサロンの判断次第となります。
持病がある・服薬している
持病があり通院している方、薬を飲んでいる方は基本的に脱毛を受けることができません。
サロンでは初回カウンセリングで服用している薬や体質についての質問があります。
脱毛を行えるかどうかの判断材料となりますので、正直に伝えるようにしましょう。
脱毛するとニキビができにくくなる?
脱毛をするとニキビができにくくなる、と聞いたことがある方もいるかもしれませんが、実際はどうなのでしょうか。
脱毛自体にはニキビを治す効果はありませんが、毛穴や毛と密接な関係があるニキビは以下のような効果により減る可能性が期待できます。
毛穴引き締め効果
脱毛をすると毛が細くなり、次第に消えていきます。
毛穴は毛を生やさなくなりますので徐々に小さくなり、毛穴が引き締まっていきます。
ムダ毛処理の必要もなくなり、毛穴や肌へのダメージが減り、肌の調子が整いやすくなります。
スキンケアの浸透が良くなる
体毛は肌表面を覆って水を弾きますので化粧水なども体毛にある程度弾かれてしまいます。
脱毛で体毛が無くなることで水を弾かれにくくなり、化粧水や美容液が浸透しやすくなるのでスキンケア用品の効果を効率的に得ることができます。
これにより、化粧水を変えていないのに美肌効果が高まった、という嬉しい効果を感じられるかもしれません。
カミソリが原因のニキビを防げる
カミソリや電気シェーバーでの自己処理は刃がついている為、クリームやジェルを使用しても肌に負担がかかってしまいます。
しっかりと根元まで剃ろうとして逆剃りをすると肌荒れを引き起こしたり、ニキビが発生してしまうこともあります。
サロンでの脱毛はカミソリや電気シェーバーに比べて肌への負担が少ないだけでなく、毛が生えにくい状態にしておくことで繰り返しカミソリで肌を傷つけるリスクがなくなります。
結果として肌荒れやニキビが減る可能性が期待できます。
アクネ菌が繁殖しにくくなる
脱毛をして毛がなくなると、肌表面を覆う油分や水分が毛穴から抜けるのを防ぐことができます。
肌の角層の保水力が上がると、肌のバリア機能も向上します。
スキンケア効果がアップすると、肌のターンオーバーも正常になるため、ニキビの原因となるアクネ菌が増殖しにくい環境を作ることが可能です。
施術日にニキビができたらサロンに相談しましょう
脱毛できるニキビと脱毛できないニキビ、その他脱毛できない条件や脱毛によるニキビへの効果をご紹介しました。
施術当日にニキビができてしまったらサロンに相談して対応してもらいましょう。
その他体調がすぐれないなどいつもと違うことがあった場合もサロンに相談するようにしましょう。
脱毛をすると毛穴にも良い効果があり、ニキビ対策もすることができますので、脱毛による美肌効果を得たい方は検討してみると良いでしょう。